Timo Lassy & Teppo Mäkynen Duo
Words by JazzProbe
All photos © Maarit Kytöharju
ティモ・ラッシー(sax)とテッポ・マキュネン(ds)。いまやフィンランドのジャズミュージシャンといえば真っ先に名前が挙がるほど、国際的な活動で経験を積んだ2人だ。そんなジャズマスター2人が温めてきたアイデアを形にして、ヘルシンキのKOMレストランから始めたデュオ。そして2017年フィンランドWe Jazzフェスティバルから、今夜2020年タンペレ・ジャズハプニングのステージでは止まる事がない驚くべきパフォーマンスを披露した。2019年デビューアルバムをリリース後、国内のイベントで活動をしてきたが、コロナ禍でもエイプリル・ジャズ、ポルヴォー・ジャズを始めとしたいくつかのイベントに出演。回数を重ねるごとに、そのコンビネーションの質を着実に向上させてきた。ラッシーの限界まで挑み続けるアグレッシブでソウルフルな熱いブロウ、マキュネンの繊細で緩急を付けた決して妥協しないインタープレイの極だったドラミングにはいつも唸らされる。尽きることのないアイデアとそのハイクオリティなパフォーマンスに観客も見入っていたことが容易に察せられる、これまでで最高のステージとなった。
セットリスト
Fallow / Liberty Part 1 / Zomp(シングルカット) / Nyanza / Kobi / Telemagenta
Timo Lassy – tenor sax
Teppo Mäkynen – drums
リンク
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Tampere Jazz Happening