Jakob Bro
デンマーク
Words by JazzProbe
ジャズ・ギタリスト/作曲家。
1978年デンマーク・オーフス生まれ。
デンマーク王立音楽院、バークリー音楽大学、NYニュー・スクールで学ぶ。影響を受けたアーティストとして、レスター・ヤング、ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、A.C.ジョビン、J.S.バッハ、ニール・ヤング、そしてポール・モチアンを挙げている。父の影響で6歳の時にトランペットを始めたのが最初の音楽体験だった。その後、12歳の頃に友人の影響でジミ・ヘンドリクスのレコードを聴いてから、ギターに興味を持ち演奏を始めるようになった。
故ポール・モチアンのエレクトリック・ビバップ・バンドで多くの経験を積み、ポーランドの重鎮トマシュ・スタンコ・ダークアイズ・クインテットのメンバーなどで世界的に注目される。他に、リー・コニッツ、ビル・フリーゼル、ポール・ブレイ、ケニー・ウィーラ―、ベン・ストリート、マーク・ターナー、トーマス・モーガン、ヨン・クリステンセン、クレステン・オズグッドなどの欧米と北欧のミュージシャンから成るトリオを率いたアルバムを含め、リーダーとして13枚をリリース、サイドメンとして14枚のアルバムに参加している。
また、受賞歴として栄誉ある“デンマーク・ミュージック・アワード”を現在まで6度受賞。デンマークの数々のジャズ賞のほか、2013年度の米『ダウンビート』誌の「新人賞」ではベスト10入りを果たしている。2013年、デンマークのエレクトロニカ系プロデューサー、トーマス・ナックと組んだ『BRO/KNAK』、および2016年にECMの初リーダー作『GEFION』がデンマークの権威ある年間ジャズ作曲家賞に輝いている。
現在は、ジョーイ・バロン(ds)、トーマス・モーガン(b)と組み、ECMの2枚目『Streams』をリリースして精力的に活動中。来日公演としては、2016年9月の東京ジャズ(ソロ)、2017年3月にトリオでコットンクラブ出演等、2017年5月にデンマークと日本の国交樹立記念イベント「オポジット2017」でソロ公演を行い、好評を博した。2018年にはECM より2枚の新作のリリースが予定されている。— jazzProbe
ディスコグラフィ
Streams (2016)
Hymnotic/Salmodisk (2015)
Gefion (2015)
December Song (2013)
Bro/Knak (2012)
Time (2011)
Balladeering (2009)
Who Said Gay Paree (2008)
White Rainbow (2008)
The Stars are All New Songs (Vol1 2008)
Pearl River (2007)
Sidetracked (2005)
Daydreamer (2003)