セルマ・サヴォライネンがフィンランドのグラミー賞 『エンマ・ガーラ2024』の最優秀ジャズ・アルバムを受賞!

フィンランド

Words by JazzProbe

EmmaGaala by Julius Konttinen
ⓒ Photo by Julius Konttinen

2月17日、フィンランドの音楽業界の最高のアーティストに授与される第41回『エマ賞(Emma Gaala)2024』がメトロ·アリーナ(エスポー市)で開催され、昨年最も活躍したアーティストや音楽関係者が表彰されました。

ジャズ部門の年間最優秀アルバムは、オープンマインドな楽曲制作と印象的な声で知られるセルマ·サヴォライネンのデビュー·ソロアルバム『ホラー·ヴァキュイ』が受賞しました。

なお、アルバムはコンテンポラリー·ジャズ界で最もヒットしている国際的レーベルのひとつ、イギリスのワールウィンド·レコーディングスからリリースされています。

セルマ·サヴォライネンは、シベリウス音楽院やパリ音楽院で学び、2022年『ポリ·ジャズフェスティバル』の「ライジング·タレント賞」を受賞し注目を集めた。彼女は、このプロジェクトのために特別に作曲·編曲し、虚無への恐怖、断念、突然の発見を探求し、モダン·ジャズのみならず、フィンランドのフォークやオルタナティブなシンガー·ソングライターのスタイルにも影響を受けた、既に熟練した表現を持つアーティストです。

ⓒ Photo by Niki Soukkio

デビューアルバムには現在のフィンランド·ジャズシーンで有望な次世代のミュージシャンが集結。アデレ·サウロス(sax)などに参加するトゥオマス·ケスキ=サンッティ(p)、自身のアルバムが過去にエマ賞にノミネートされたトミ·ニック(tp)、自己のバンドも持つマックス·ゼンゲル(sax)、人気のMopoなどで活動するエーロ·ティッカネン(b)、実力派クインテットOK:KOのリーダーでもあるオッコ·サースタモイネン(ds)らの貢献度もあり、フィンランド·ジャズの質の高さも体感できるアルバムとなっています。

『エマ賞2024』全受賞者は下記よりチェックできます。
https://emmagaala.fi/voittajat-2023/

また、惜しくも受賞とはなりませんでしたが、ノミネート作品もぜひチェックしてみてください。
https://emmagaala.fi/ehdokkaat/vuoden-jazz-2023/

Emma Gaala 2024 Julius Konttinen
ⓒ Photo by Julius Konttinen

リンク

セルマ・サヴォライネン