Mopocalypse-Aape

Mopo

フィンランド

Words by JazzProbe

1. まず出身地とバンド結成のいきさつについて教えて下さい。噂によると、バーで偶然意気投合したとか。

10代の頃から元々お互いを知っていたエーロ(bass)とエーティ(drums)はユヴァスキュラ出身です。一方、リンダは首都ヘルシンキ生まれなのですが、2009年にとあるクラブで3人は偶然出会い、まぁその日は踊り放題、騒ぎ放題のとんでもない一夜でした。そして、その産物がMopoという名のバンドです。

2. 音楽的なバックグラウンドは?それぞれどのように楽器を始めましたか?

エーロ:最初7才でクラシックダブルベースを始めて、ティーンエイジャーになってからエレクトリックベースも演奏するようになったんだけど、ジャズに興味が湧き出したのもこの頃だね。以来、僕の人生の中で演奏することは1番重要な位置を占めているよ。

エーティ:僕がドラムを始めたのは、父がドラムセットを買ってくれた8才の時だったよ。最初に物凄くのめり込んだのがジャズだったんだけれど、演奏する時はいつもその時の気持ちを忘れないようにしているんだ。

リンダ:9才からサックスを吹いてます。今でも夢中で吹いていたその頃のことははっきりと覚えているわ。音楽を作ったり聴いたりすることは(今もそうだけど)、友達と出会って楽しく過ごす良い手段で、また思うことなど表現をしていく貴重な場でした。

3. どんなミュージシャンから影響を受けましたか?それからお気に入りのアーティストは?

ジャズ、インプロビゼーション、ロック、ポップ、ワールドミュージックとあらゆるジャンルのバンドから影響を受けています。Mopo の音に特に大きな影響を与えているのは、素晴らしいサックス-ベース-ドラムのトリオ、The ThingとPlopです。

エーロ:僕が影響を受けたのはLarry GrenadierとBootsy Collinsかな。

エーティ:Roy Haynes、Elvin Jones、John Bonhamあたりだね。

リンダ:私はサックスプレイヤーとしてJohn ColtraneとMaceo Parker。

4. 普段、どのように作曲していますか?

曲はメンバーそれぞれが書いていますが、バンドとして作ることもあります。毎日の生活からヒントを得たり、ふと降ってきたり、不思議なものですね。浮かんだアイディアを繰り返し演奏していくことで、曲として出来上がっていく感じです。

5. 最近、ニューアルバム「Mopocalypse」をリリースされましたが、手応えはどうですか?

ありがたいことに、ファンの方々からも音楽関係者からも評判は上々です。一部の評論家の間には、前アルバムの作風を踏襲する方が良かったという意見もありましたが、ずっと同じものなんて無いと思うんです。Mopocalypse はバンドの”今”がしっかり刻まれているアルバムだと思っています。

6. 来月ヘルシンキで開催のWe Jazzでは、12月8日にMopocalypse Festival と銘打ってのライブが予定されてますが、今から楽しみです。もしあれば抱負など聞かせてください。

今年のWe Jazz では私たちMopoは「祭りの中の小さな祭り」をコンセプトとして参加します。”Mopocalypse festival”というタイトルが示す通り、今までに出会ったことのないワクワクする時間をお届けできると確信していますが、今の時点ではこれ以上は明かせなくて、ごめんなさい(笑)。

7. 日本のファンにメッセージをどうぞ!

こんにちは!皆さんの前でプレイする日が出来るだけ早く実現するように頑張ります。今からその瞬間を楽しみにしています!

Mopo
© photo by Folkert Lung

 

リンク

Ruusu (Live 2018)


mopo

Mopocalypse
WeJazz 2018
INFO