Ⓒ photo by Miikka Pirinen

Jukka Eskola

フィンランド

Words by JazzProbe

ジャズ・トランペット奏者/アレンジャー/プロデューサー。
1978年フィンランド・クオピオ生まれ。

コンテンポラリージャズ・シーンで最も成功したプロジェクト、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテットのメンバーとして知られ、自身のソロアルバム「Jukka Eskola」が特に日本のクラブジャズ・シーンでヒットした。数々のプロジェクトの参加により欧州を代表するトランぺット奏者の一人としてシーンを牽引し続けている。

地元クオピオの音楽学校でトランペットを学んだ後、ヘルシンキのポップ&ジャズ音楽学校へと続き、その後、名門シベリウス音楽院でジャズを専攻し、以降キャリアは約20年に及ぶ。ニュー・スピリット・オブ・ヘルシンキ、ジミ・テナー・バンド、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテット、リッキー・ティック・ビッグバンド、ジョー・スタンス、テディーズ・ウエストコースターズなどでもアンサンブルの中心として活躍。

2006年にソニーのジャズ・アウォードを受賞、2007年に北欧の権威あるジャズ・アワード、ポリ・ジャズ・フェスティバルでは「ベスト•アーティスト・オブ•ジ・イヤー」に選出される。また、フィンランドのジャズ誌「Jazzrytmit」で、批評家の投票により「トランペット・オブ・ジ・イヤー」に2005年から2年連続で選ばれた。

Jukka Eskola
Ⓒ photo by Miikka Pirinen 

2010年のリリース「ランペラXエスコラ」では9重奏楽団の共同リーダーとして作品を発表し、2010年フィンランドのグラミー賞ジャズ部門(Jazz‐Emma)にノミネートされ、大いに注目が集まり世界中のジャズ・ファンからの注目を浴びた。自身及びバンドメンバーとしての作品に加えて、フィンランドでの音楽テレビ番組出演、スタジオ・ミュージシャンとして200枚以上のアルバムにも参加。さらには多くの国際的なフェスティヴァルにも招かれ、マリア・シュナイダー、ジミー・スミス、デイヴ・リーブマン、トニー・アレン、パティ・オースティン、ピーター・アースキンなどと共演。さらに現在はフィンランドを代表するジャズイベントの一つである、オウル・ジャズ・フェスティバルの芸術監督に就任している。

日本においては、2004年フィンランド政府観光局主催の「フィンランド・カフェ」で自身のクインテットでの来日。アルバム収録の「1974」がラジオなどメディアで使用され、一気に知名度が上がりヒットした。また、北欧ジャズをけん引する、ザ・ファイヴ・コーナーズ・クインテットのメンバーとして2005年から2012年までブルーノート東京やビルボード東京、モーションブルー横浜などでの多数の来日公演、NHK-BSでのテレビ出演もしている。日本人ミュージシャンと共演経験も多くあり、日本とフィンランドとの懸け橋的な役割も果たしている。

フィンランドのジャズ界の中心的存在で最も忙しく、多くの経験と類い稀な才能に溢れたトランぺッターのひとり。— jazzProbe

ディスコグラフィ

Jukka Eskola (2005)
Hub Up (2006 Japan-only)
Walkover (2009)
Lampela X Eskola (2010)
Jukka Eskola Orquesta Bossa (2013)
Jukka Eskola Soul Trio (2016)


Jukka Eskola Soul Trio / Steamy!

Steamy!
Timmion Records 2019
INFO


Jukka Eskola Soul Trio

Jukka Eskola Soul Trio
Timmion Records 2017
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