Horse Orchestra デンマーク

The Milkman Cometh

2011年に結成、北欧のジャズシーンで最もユニークな若手バンドのひとつであるデンマーク・コペンハーゲンを拠点とするホース・オーケストラの待望の3枚目のフル・アルバム『The Milkman Cometh』がリリースされました。ホース・オーケストラは現代の北欧ジャズ・シーンにおいて、比較的特殊といっていいグループです。1920年代の古典的なニューオリンズ・ジャズと1960年代のフリージャズ、さらにはヒップホップやクラシックの現代音楽などが融合した、他に類を見ないポストモダンとも言える独創的なスタイルの音楽性を兼ね備えています。そして実際にライブ映像を見ると音楽からだけでは想像だにできない、グループ名にもなる馬のマスクを被ったり、奇抜なメイクやコスチュームを身に付けたりと視覚にもユーモラスな側面で楽しませてくれる。

2015年のデビューアルバムは、「ホース・オーケストラとともにデンマークのジャズの未来は保証されている)」という言葉と共に2つのデンマーク・ミュージック・アワードを受賞。オーケストラは、アイスランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク出身の北欧諸国7名で、各々が音楽の歴史的な遺産を習得し、現代のジャズを新たな高みに到達させようとする新世代のミュージシャンたちです。そしてまた、彼らの音楽に宿るユーモアは楽器間の均衡性や魅力的な構成と同じくらい重要な要素であり、時折パフォーマンスの中で極端なサウンドの実験に取り組むようになるのです。これまで、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、ドイツ、イギリス、セルビア、香港、中国、韓国で公演を行い、いづれの場所でも拍手喝采のステージとなっています。

Horse Orchestra

最新作『The Milkman Cometh』はライブとスタジオで録音された音源を組み合わせ、アナーキーなエネルギーとユーモラスな音楽性がたっぷりと詰まり、ジャンルを超えて混沌とした独特の世界にリスナーを誘ってくれるアルバムとなっています。デンマークの実験音楽シーンで重要な役割を果たす驚異的な才能の持ち主であるピアノのイエッペ・シーベア(Jeppe Zeeberg)率いるグループの収録曲も多様で幅広く、フロントのホーン群のアンサンブルはもちろん、オリジナリティあふれるプレイも聴きどころのひとつ。また、チューバを含むリズムセクションも抜群の一体感で、バンド全体のサウンドがフリージャズのような狂気的なシーンであっても、しっかりとボトムを支え安定したドライブ感のあるサウンドを創り出します。メンバーの書くオリジナル曲の他にも、ガーシュウィンの名曲「I Got Rhythm」をシーベア秘伝のオリジナルレシピでひねりのある料理を提供してくれます。また、デンマークとノルウェーの両方で天才的な音楽家としての評価を得るトランペット奏者キメスタッドによるアレンジで、ビデオゲーム「Xenon」のテーマ音楽を人間が淡々と機械的にプレイする狙いが逆に人間らしい感覚を呼び戻すことに成功しています。バンドメンバーは、モダンジャズ、アヴァンギャルド、エレクトロニカ、ロック、ポップスなど、北欧の音楽シーンのさまざまなスタイルに精通しており、お互いをよく知っていて全員がホース・オーケストラのユニークなスタイルに欠かせない存在です。

11月3日、待望のリリースコンサートをコペンハーゲンのChristianshavns Beboerhusにて行います。

Horse Orchestra

Horse Orchestra
Erik Kimestad (trumpet, flügelhorn, percussion)
Ingimar Andersen (saxophone, clarinet, flute, percussion)
Petter Hängsel (trombone, march. baritone, french horn, percussion)
Kristian Tangvik (tuba, percussion)
Jeppe Zeeberg (piano, electric piano, organ, percussion)
Nicolai Kaas Claesson (electric bass, double bass, percussion)
Rune Lohse (drums, percussion)
Jens Benz (mix and mastering)
Jeppe Zeeberg (artwork)

特集アルバム

The Milkman Cometh (2021)

リンク

公式サイト
Xenon - Sector 1
Bandcamp