21世紀のスカンジナビアンジャズの最前線に立つ「リムデン」の初来日が決定!

ノルウェー スウェーデン

Words by JazzProbe

Rymden
© photo by Egil Hansen

北欧発の最新スーパージャズ・トリオ「リムデン」の初来日公演が来る10月初旬にブルーノート東京で行われます。自身のプロジェクト、「ニュー・コンセプション・オブ・ジャズ」など、ノルウェーを代表するジャズランド・レーベルを主宰する鬼才ブッゲ・ヴェッセルトフトと、世界的な旋風を巻き起こしたスウェーデンの伝説、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ(E.S.T)で活動していたリズムセクションがトリオを結成。E.S.Tと同様のビジョンを持ち、世界中のミュージシャンのモデルとインスピレーションを促す21世紀の新たなスカンジナビアジャズの最前線に現れました。

2017年に活動を開始し、国際的にも有名なノルウェー、ベルゲンのジャズフェスティバル「ナットジャズ」でデビュー。そのパフォーマンスは、これまで参加したさまざまな北欧のフェスティバルで好評を博してきました。そして、2019年初頭に待望のファースト・アルバム「リフレクション・アンド・オッデセイズ」(ジャズランド)をリリース。

「リムデン」はスウェーデン語で「スペース(間)」を意味し、3つの要素に基づきスペース(間)を大切にした音楽性となっています。ひとつ目はメランコリックで雰囲気のあるソングライティング、ふたつ目はドラマティックに満ちたリズムアレンジ、そして名手のインプロビゼーション。ヴェッセルトフトは、ピアノのほかフェンダーローズを弾き、トリオの中で最大のソリストとしての役割を果たしますが、アレンジは洗練された対位法の手法を取り入れています。またトリオの音楽性としては、コンテンポラリージャズ、ヨハン・セバスチャン・バッハ、ロックの影響を受けつつも、映画のように奥行きのあるゆったりとした雰囲気を作り出しているのが特徴とされ、現在進行形の北欧ジャズを体感できる絶好の機会です。お見逃しなく!

2019.10.7(月)& 10.8(火)
リムデン featuring ブッゲ・ヴェッセルトフト、ダン・ベルグルンド & マグヌス・オストロム

Bugge Wesseltoft (ブッゲ・ヴェッセルトフト)- piano, Fender Rhodes, synth
Dan Berglund (ダン・ベルグルンド)- bass
Magnus Öström (マグヌス・オストローム)- drums

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Live at Blue Note Tokyo